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zoom RSS No.15 いただきまーす

<<   作成日時 : 2010/12/22 14:20   >>

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朝ごはんは何分で食べますか?

5分?

3分?

えっ,食べない?


では,晩ごはんは?

10分?

15分?




私は,11年前の5月,金光教学院(=金光教教師を養成する機関)に入学しました。





11ヵ月間,金光教の信心の勉強をする場所です。

全寮制ですから,食事は全て寮でいただきます。

最初の1週間は,生活のリズムに慣れるのに精一杯だったと思います。

張り切っていましたし,初めて出会った人たちと食事も寝起きも一緒なのでやや緊張していたかもしれません。

分刻みの日課をこなすため,たいして体を動かしてもないのに,ぐたったりです。

そうなると食欲も湧いてこなくなります。

また,お米の炊き具合が日頃口にしていたのより硬いのでなおさら喉を通りません。



そんなある日の朝礼で学院長から

「特に男子は食べ方が速い。もっと時間をかけていただくように」という注意がありました。

早く食事を済ませて,洗い物を片付け,

次の課業までの間少しでも長く休憩したい気持ちが学院生たちをそうさせていたのだと思います。



その日,ゆっくり食べてみようと気をつけていました。

昼食よりも夕食の方が,一層心が落ち着いていたような気がします。

今でも覚えていますが,その日の夕食は学院特製の筑前煮でした。

その筑前煮には,にんじんが入っています。

ごぼう,鶏肉,こんにゃくがあります。

ピーマンも入っています。

いろいろな材料でできるんだなあ。

さて,こんにゃくっていったいどうやって作られるんだろう?

ごぼうは畑でどんな風に植わっていてどんな葉っぱがついていたのかなあ?

農家の人が一本ずつ抜いたのかなあ?

この鶏肉もたくさんのニワトリと一緒に生きていたんだなあ。

このおわんの中のものは,

それぞれたくさんの見知らぬ人たちの手によって作られ,

各地から運送され,

調理場で御用される人たちによって料理となり,

私の口に入ります。

調理する施設やガス・水道などがなければ食事は用意できません。

また,長い月日,太陽の日差しや雨が充分にあって育った野菜がここに届けられています。


ゆっくり噛んでいるとそんなことが心に浮かんだのです。



こんなことは理屈ではよく知っているかもしれません。

でも,実感しながら食事をするということは,どれ程あるでしょうか。

1日3回食べるのは当たり前と思っていたり,

好みに合わなかったら文句を言いたくなるといったことがあるのではないでしょうか。


自分の命のもととなる食事は,地球上のいろいろな命の集まりである上に,

たくさんの思いや願いが込められたものであるということに気がつけば

自然と「戴きます」や「ご馳走様」と唱える意味がわかるのではないかと思います。




私は,その夕食から次第に食欲が戻ってきて,その後ご飯も大盛りでいただいて,卒業まで健康でした。


ああ,よかった。



生きる力のもとを分けてもらい,毎日生活している私達は,

まさに生き生きと毎日を送ってこそ幸せと感じるのではないでしょうか。


そして,そんなあなたは生きる力を与える側になるはずです。




そう言えば、

小さい頃,親に言われたことで今でも覚えていることがあります。

「今から魚を食べるのに肉の話をするな」という内容のことです。

焼き魚を目の前にして,肉が食べたいとか,あの時の肉が美味しかったなどと,言っては,

目の前の魚に失礼である,というのです。

私は幼いながら申し訳なく感じたものです。


料理の作り手でもなく,魚を釣り上げた人でもなく,

魚そのものに対しての礼儀があるといったところが印象的でした。



金光教祖・金光大神様は

「食物はみな人の命のために天地の神の造り与え給うものぞ」とおっしゃっています。

焼き魚の背景には大きな神様がいらっしゃることを本当は言いたかったのだろうと,

今では親の気持ちが察せられます。

食事のとき,神様が微笑んでご覧になっていると思って,いただいてみてはどうでしょうか?



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